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環境問題と酸性雨そして京都

daimon

「酸性雨と汚染物質の流入」と題し、ゲストスピーカーに京都工芸繊維大学教授で理学博士である山口悦(やまぐちえつ)先生にお越し頂いた。

 そもそも酸性雨とは、化石燃料の燃焼などで発生する物質(硫黄酸化物や窒素酸化物など)が空気中の水や酸素と反応し、通常の雨より強い酸性になるというもの。私たちの生活において言えば、ガソリン(石油)を燃料として動く自動車も酸性雨の原因の1つとなるわけだ。

 今年の冬は、京都でも雪がたくさん降り積もった。酸性雨ならぬ酸性雪というのか?幼い頃、天に向かって口をめいっぱい広げ、降る雪を食べた思い出がある。今の子供たちにそんな遊びさえ注意しなければいけないのは、本当に世知辛い世の中だ。

 酸性雨の原因は、様々な要因が重なるようで「一発解決」といった策はないそうだ。だからこそ、普段から私たち一人ひとりが環境問題を意識し、日常の中で解決につながるコトを実践しなくてはならない。その積み重ねが環境に加え私たちの生活をも正常化していくのだろう。

 1千年以上もの長い歴史ある京都で、以外にも自然が少なかった時代があるという。現在、自然破壊が深刻な大文字山でさえ今ほど緑が無かったそうだ。加茂川も水がなく、川原から橋の上を巡行する葵祭を眺めるありさま。その写真を見せていただいたが、今日では想像がつかない。そう考えると、少し前の人たちが、私たちの今の暮らしを創ってくれたのだろう。1千年先は少々大げさだが、少し未来に生きる人類が住みよい環境になるか否かは、私たちの良識と行動に委ねられているのかもしれない。