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予想外なところから広がる

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「そっくりさん」や「モノマネ」だと社会的にも受け入れられるのに、「コピー」や「ニセモノ」となると話が違ってくるから面白い。きっとそこには、悪意があるか否かの違いがあるのだろう。それにしても、なかなかコピー商品は、無くならない。

そんな世の中を風刺して作った美術作品「バッタもん」(写真上)。展示されてた神戸ファッション美術館から撤去されたニュースは、記憶に新しい。ルイ・ヴィトンが「商標権侵害のコピー品で作られており、イメージを壊す」と中止要請されたという。

作者の岡本さんは「コピー商品を肯定しているのではなく、社会的な状況を映しているだけ」と話し、素材が本物か偽物かについては「見た人が判断するもの。それも含めて作品のテーマの一部だ」と主張しているそうだ。

先日いった祇園祭、宵山の縁日で面白い商品を見つけた。その名も「華美棒(はなびぼう)」。シャボン玉のようにふわふわとした感じと虹色がとてもきれいなオモチャでした。子供にねだられても「まっ、いっか」と思える魅力的なもので、思わず購入。

しかし、2つ買った内の1つがB品のようでフィルムが絡まり、うまく回らない。。「検品漏れやわ、ハズレを引いて残念やったね」と話したが、子供はもちろん納得しない(汗)。屋台で購入したのでレシートもなければ、商品にメーカー表記もなかった。

商品名でネット検索するとメーカーを見つけることができた。大阪にある有限会社unitという会社。翌朝、子供に急かされメーカーに問い合わせしてみるとコピー商品だという(涙)。事情を説明すると親切にも代わりにオリジナル商品を送って頂いた。

確かに本物と比較すると全く違う。コピー商品の復元力にも驚かされたのも事実。(もちろん、コピー商品は質はよくない)

コピー商品は、製造する側が断然に悪いが、需要と供給の法則から考えると消費者側のモラル向上も必須だと思う。

先の「バッタもん」、美術家として作品が撤去されるのは残念だが、ニュースによって作者の岡本さんと作品に籠められたメッセージが展示会場を越えて広く伝わったことは言うまでもない。

曽和 拝