歌が、国境を越えた日

火災で全焼したドイツの武道道場へ、日本から一曲の応援ソングが届きました。私たちの事業のひとつ「UTALETTA(ウタレッタ)」が手がけた、はじめてのドイツ語楽曲制作。クラウドファンディングをきっかけに実現した、国境を越えるプロジェクトの記録です。

きっかけは、7年続く日独の友情から

ご依頼くださったのは、UTALETTAの支援者であるウルさん。ウルさんには、7年前から交流が続くドイツ人の友人がいます。エルスターヴェルダという街で武道道場「Kuroi-Tora-Dojo」を主宰するThomas Stolzさんです。

お互いの国を行き来するほど深い友情を育んできたお二人。Thomasさんが初めてウルさんの街を訪れたとき、ウルさんは日本語で「黒い虎、最高!」という言葉を教えました。短いフレーズに込められた敬意とユーモア。それは、二人の関係を象徴する合言葉になっていきました。

 

全焼した道場に、歌で寄り添いたい

2026年4月、Thomasさんの道場が火災により全焼してしまいます。地元メディアでも報じられるほどの大きな出来事でした。

「Thomasさんと道場のメンバーを励ましたい」。その一心で、ウルさんはUTALETTAに応援ソング制作を依頼してくださいました。

UTALETTA初の、ドイツ語楽曲制作

ご依頼を受け、UTALETTAは初めてのドイツ語楽曲制作に挑みました。

日本語でも英語でもない、ドイツ語独特のニュアンス。まずは日本語で想いを綴って歌詞をつくり、そこからドイツ語へと置き換えていきました。言葉の選び方ひとつで、伝わるものは大きく変わります。簡単な作業ではありませんでしたが、仕上がったときの手応えは、これまでにないものでした。

ウルさんがThomasさんに伝えた「黒い虎、最高!=Kuroi-tora saikoh!」という言葉は、そのまま楽曲のアンセムとして歌詞に刻みました。

「The beginning of a fresh start.」

完成した楽曲を、ウルさんがThomasさんに届けました。すぐに返信が届きました。

歌を聴いて涙したこと。インストラクターたちと集まって、これからのことを話し合っていること。翌日には道場の清掃作業が始まること。そして添えられていたのは、こんな一言でした。

” The beginning of a fresh start.(新しい始まりの第一歩)”

楽曲は現在、Kuroi-Tora-Dojoの公式サイトにアンセムとして紹介されています。道場の再建を支援する寄付ページとともに、世界に向けて発信されています。

想いを綴って、歌で贈る

「想いを綴って、歌で贈る。」

UTALETTAが掲げてきたこの言葉が、日本からドイツへと旅をして、火災で傷ついた人たちの心に届きました。

UTALETTAのサービスは、ご依頼をくださる皆さまに育てていただいています。今回のプロジェクトは、そのことを改めて私たちに教えてくれました。歌がもっと身近にあって、誰もがマイソングや応援ソングを贈り合える。そんな文化を、皆さまと一緒に育てていきたいと願っています。

INFO

応援ソング

Kuroi-Tora-Dojo応援ソング
https://utaletta.jp/cheering/kuroi-tora_german/

 

UTALETTA

オリジナルソング制作サービス「UTALETTA(ウタレッタ)」クラウドファンディング公開中(詳細はこちら