小惑星探査機「はやぶさ」のリチウムイオン電池端子にも採用されている京セラ様のファインセラミック。このファインセラミック技術は、“白い包丁”でおなじみのセラミックナイフにも使われています。

 

2019年10月に発売から35年を迎えたセラミックナイフが長年愛されている理由は、その特性にあります。切れ味が長く続き、軽くて持ちやすく、錆びずにお手入れも簡単。特に「おやこナイフ(こども用)」は、テレビ番組で使用されたことで話題になり、子どものファーストナイフとして人気を集めました。以来、食育活動を積極的に行い、CS放送局キッズステーションの番組「おやこでクッキング」のスポンサーとなり、私立保育園様とタッグを組んで未就学児童向けにおやこナイフ(こども用)を使ったクッキング番組を提供されていました。そこには「小さい頃から包丁の使い方の基礎を学び、調理に参加することで、食に対して興味を持ち、食べることを好きになってほしい。そして、大人になっても料理を作ることを楽しみとしてほしい」との思いが込められています。

長年続けられている食育の活動は、何も未就学児童だけが対象ではありません。年齢や環境の変化で食生活が変わる大人に向けての食育にも着目。セラミックナイフを通して、食の大切さや料理の楽しさを伝えるイベントも実施されています。

 

先般行われたのが、パパ料理研究家の滝村雅晴先生をお招きしての「京セラ親子クッキング教室」です。単に商品を売るのではなく、「モノ(商品)とコト(体験)」をセットにして販売したいとAmazonからオファーを受けて、企画されたものです。

 

イベントにはお母さんはもちろん、お父さんと参加するお子さんも多く見られました。「子どもたちがすごく楽しそうで、大きくなっても思い出に残るようなイベントになったのでは」と担当部署の方々も手ごたえを感じられた様子。今回のイベントで講師を務められた滝村先生は、家族のために作る料理を“パパ料理”と定義し、お父さん向けの料理教室を開催されている方。使いやすいセラミックナイフは、子どもと一緒にこれから料理を始める“料理ビギナー”のお父さんのファーストナイフとしての可能性も秘めているのではないかと思います。

共働きが珍しくない今、日々の食事をお母さんが子どもと一緒に作るのはなかなか難しいのが現実です。毎食15~30分で作るという方もいらっしゃいます。そんな忙しい日常でも、週末に少し時間をかけてお父さんが子どもと料理をする――そんな光景がこのイベントから見えました。

大人には家族と一緒に料理を楽しむ時間を持つことを提案し、子どもたちには作る楽しみとともに包丁の危なさについてもきちんと伝える。これも京セラ様の食育のカタチです。

セラミックナイフの持ち手はピンクのものが売れ筋ですが、道具へのこだわりの強い男性に向けた商品開発も視野に入れ、さらに料理イベントもいろいろ企画されていくとのこと。高齢者でも安全に使えるセラミックナイフの良さは、まだまだ広がるポテンシャルがあります。小さいお子様からお年寄りまでが使える商品であり続けたい――この思いを形にするべく、京セラ様のロングセラー商品・セラミックナイフの動向から目が離せません。

今回の「京セラ親子クッキング教室」プロジェクトメンバー

PROFILE

京セラ株式会社

京セラ株式会社

京都市伏見区に本社を置く電子機器、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾(クレサンベール)、医療用製品(人工関節、デンタルインプラント等)関連メーカー。「顧客の期待を超える価値の創造」を信条に、「感動と喜びを与えるパフォーマンス(技術力、品質、対応力)」を約束し、"Value Frontier"として、グローバルで価値づけられるブランドとなることを目指す。宝飾応用商品事業部では、耐摩耗性に優れたセラミックスを用いたキッチングッズなど、生活を豊かにする製品を展開しています。

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京セラ株式会社 セラミックキッチン・日用品