全国有数の水揚げを誇る鳥取県境港で、かまぼこやちくわなどの「ねりもの」の製造販売を行われているモリイ食品様。自社リブランディングのため、広報活動支援としてコンサルティングを行っています。
ねりものは古くから日本人に愛されてきました。ねりものが歴史に登場するのは平安時代。当時は、竹の芯のまわりに魚のすり身を塗って焼いたものが「かまぼこ」と呼ばれていました。形が植物の「ガマの穂」に似ていたからといわれています。この由来をふまえ、店名を「かまの穂」と名付けました。
「海の幸」「ねりもの」がモリイ食品様のサービスの中心であることから、ロゴマークは頭を垂れるガマの穂と、波紋様に見立てたかまぼこを組み合わせました。また、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の言葉にあるように、技術と経験に裏打ちされた上質な商品を提供しつつ、おごらない誠実な姿勢であり続けることを表しています。
また、新商品を開発するラボラトリー「ねりラボ」のデザインも担当させていただきました。親しみやすく、練りもののカタチにも通じる温もりのあるデザインに仕上げました。
コンセプトは「ねりものラボラトリー」
「ねりもののおいしさと可能性はまだまだ広げられる」。と、モリイ食品様では、ねりものの新しいおいしさ、食べ方、楽しみ方の創造をめざして新商品を開発されています。企業様はもとより、幅広い一般のお客さまにねりものの可能性を発信するため、店舗「練屋・かまの穂」にその場で楽しめる販売コーナー「ねりラボ」を設けました。
創業以来全国の企業を顧客とし、ねり製品の卸販売・委託製造(OEM)を行われている企業の公式サイトではりますが、境港水産物直販センター内にアンテナショップ「練屋・かまの穂」をオープンされることもあり、モリイ食品様の活動をわかりやすくお伝えできるように工夫いたしました。
全国の方に日本各地の魚介の魅力を伝えるため、オンラインショップも開業予定です。
公式サイトの商品イメージカットや現場の様子の撮影を担当させていただきました。訪問撮影の際には、スタッフの方へ撮影についてのアドバイスも行っています。商品の撮影は、弊社併設撮影スタジオ(karasumaBASE)で行いました。
大切な方へのギフトや贈り物としても選ばれている「練りもの」をお持ち帰りいただきやすいよう、専用紙袋の製作も担当させていただきました。
表と裏のデザインを少し変え、ご使用いただく方もお楽しみいただけるような工夫を施しています。